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視力の衰えや目の疲れを感じることはありませんか? 遠くのものが見えづらくなったり、近くのものが見えにくくなったり・・・
人間は脳に送られる情報の80%を目から得ているといわれるほどですから、あなたが思っている以上に目は疲れているのかもしれません。 今や現代人の生活になくてはならない必須ツールとなったスマートフォンなどのデジタルデバイス。
これらの画面から発せられるブルーライトは、網膜や角膜の細胞に影響を与えることがわかっています。とくにZ世代(1990年代後半生まれ:スマホネイティブともいわれる)以降の若者たちにとっては、幼少期からこれらのデジタルデバイスに慣れ親しんでいることもあり、知らず知らずのうちに視力の低下やドライアイ、眼精疲労を引き起こしてしまっているかもしれません。
また、就寝前に使用することで体内時計を狂わせ不眠に陥ってしまうことも・・・
そうなってしまうと、目だけでなく心身も疲労してしまうことに。|白内障
一般に白内障といえば、加齢によって水晶体を構成するたんぱく質が変性をおこし濁ることをいい、しわや白髪と同様、加齢とともに現れる老化現象のひとつです。
“老化を防ぐ”生活習慣を心がけることが白内障予防の一番の方法です。|緑内障
視神経が障害されて視野に欠損が生じ、それが徐々に広がっていく病気で、日本での中途失明原因の第1位であり、40 歳以上になると20 人に1人、60歳以上では10人に1人程度がかかるといわれています。しかし残念ながら、この病気は片方の目に見えない部分が生じていてももう片方の目がカバーするために、視野の欠損になかなか気づくことができません。
そのため未治療のまま進行し、失明率が下がらないことが問題となっています。|糖尿病網膜症
網膜には光や色を感じる神経細胞が敷きつめられています。いわばカメラのフィルムにあたる重要な組織です。
糖尿病で血糖の高い状態が続くと、網膜の血管が損傷を受け、眼底出血や網膜剥離などを引き起こす原因となります。|加齢黄斑変性
網膜の中心部にある「黄斑」という部分の組織が加齢によってダメージを受け、見えにくくなる病気です。
初期症状では視界の中心が見づらかったり、ゆがんで見えたりします。脂質の多い食事や喫煙などの生活習慣、紫外線によるダメージの蓄積が症状を悪化させる原因となります。
目が疲れやすくなった、メガネをかけてもぼやけてよく見えないなど、ちょっとした不調でも、気になったら放置せず眼科を受診しましょう。
目も定期的な検診が必要です。人間ドックでは、眼圧検査や眼底検査がセットになっています。*長時間手元を見たら休息を!
集中して文字や画像を見つめる作業が続いたら、1時間に5~10分程度の休憩をとってピントを調節する筋肉を休ませましょう。
窓の外の景色を眺めたり、室内で2メートル程度先をぼんやり見つめるだけでも目を休める効果があります。*紫外線対策!
有害な紫外線から目を守る方法として有効なのはサングラスを着用することです。UVカット率の高いものを使用しましょう。
他にもつばの大きい帽子をかぶることでも、目に入る紫外線の量を減らすことができます。*「脳トレ」にチャレンジ!
脳の視覚野を刺激して目と脳の連携を促し、脳の画像処理機能を高めてくれる『ガボール・アイ』というトレーニング法に挑戦してみましょう!
視力回復に効果があると科学的にも認められたトレーニング法です。チャレンジ方法:
1)好きな縞模様をひとつ選ぶ
2)同じ模様、同じ向きのものを全部探し出す
3)全部見つけたら、次は別の縞模様を選び、同様に探していく
4)5~10分繰り返す
出典:『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』(平松 類 著/SBクリエイティブ)人生100年時代! 未来の景色をいつまでも鮮やかに見るためにも、今からできることを始めてみましょう。