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新年度がスタートして1か月。新しい環境にも少しずつ慣れてきた頃ではないでしょうか。
それなのに、「なんとなく体がだるい」「朝スッキリ起きられない」「やる気が出ない」という声をよく耳に する時期でもあります。その”なんとなく不調”の正体、実は『自律神経』の乱れかもしれません。 -

自律神経は、私たちの意思とは関係なく、呼吸・血流・体温・消化などの働きを24時間コントロールしてくれている、いわば体の”司令塔”です。自律神経には、活動モードの『交感神経』と、休息モードの『副交感神経』の2種類があり、この2つがバランスよく切り替わることで、心身の健康が保たれています。
ところが、このバランスが崩れると、疲れやすさ、不眠、頭痛、めまい、胃腸の不調など、さまざまなサインが体に 現れはじめます。 

朝晩と日中、日ごとの気温差が10℃以上になることも。体温調節に使うエネルギーが大きく、自律神経にとっては大きな負担です。

春は低気圧と高気圧が交互にやってきます。気圧が下がると副交感神経が優位になりすぎて、だるさや眠気を感じやすくなります。

進学・就職・異動・転居など、4月の大きな変化のストレスが蓄積。GW明けにどっと疲れが出ることも少なくありません。
ほっと気を抜く連休明け、ちょうど5月頃に心身の不調としてあらわれるものが、俗に言う『五月病』です。正式な病名ではありませんが、放っておくと適応障害やうつ病に進行するケースもあるため、軽く見ないようにしたい不調のひとつです。

特別なことは必要ありません。毎日の暮らしを少しだけ整えることで、自律神経はちゃんと応えてくれます。

起きたらカーテンを開けて、5〜10分ほど朝日を浴びましょう。体内時計がリセットされ、夜の自然な眠気にもつながります。
ウォーキングやストレッチなど、リズムのある運動が効果的です。20〜30分 程度から始めてみましょう。通勤時にひと駅歩くのでもOKです。
朝食を抜かないことがまず第一歩。『トリプトファン』という成分を多く含む、大豆製品・乳製品・バナナ・卵などは、安定した気持ちを保つホルモンの材料に なります。
シャワーだけで済ませず、38〜40℃のぬるめのお湯に15分ほどつかりましょう。 副交感神経が優位になり、寝つきが良くなります。
不調のサインは、体からの「ちょっと休んで」というメッセージ。我慢せずに耳を傾けてあげてください。 2週間以上つらい状態が続くようなら、早めにかかりつけ医や心療内科にご相談を。


